脊柱管狭窄症になると出来なくなる「ある動作」について・・・船橋市のオステオパシー整体

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西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院です。

 

近年脊柱管狭窄症でお悩みの方が増えました。平均寿命がのび、高齢化が進んでいるのもその要因の一つです。

酷すぎるものでなければ経過観察ですが、中にはなかなか治らない痛みに苦渋する方もいます。

 

ところで、

脊柱管狭窄症になると比較的出来なくなる動作があります

 

逆に言えばその動作ができるようになると脊柱管狭窄症の軽減に一役かう事になるかもしれません。

今回は、脊柱管狭窄症で出来なくなる「ある動作」と、そのセルフケアについてお話をします。

<目次>
・意外!?脊柱管狭窄症で出来なくなる動作
・「ある動作」が出来なくなる原因
・腰方形筋と脊柱管狭窄症の関係
・なぜ、「ある動作」が出来なくなるのか?
・腰方形筋のセルフケア
・まとめ

 

意外!?脊柱管狭窄症で出来なくなる動作

脊柱管狭窄症で出来なくなる動作とは何でしょうか?

 

それは意外なのですが、片足立ちです

脊柱管狭窄症になると、片足立ちで立てない方が多いです。

この原因については「反り腰」に関係するある筋肉が影響しています。

「ある動作」が出来なくなる原因筋は?

「ある動作」である片足立ちが出来ない要因として、反り腰が大きく関係します

脊柱管狭窄症の人は背中が丸く、腰が反っている方が多いです。

 

この反り腰は、股関節の周辺の臀部の筋肉の緊張が腰部の筋膜を引っ張る事により発生する場合や、胸郭が丸まり、それを代償するために腰椎の反りが強くなることにより起こります。

 

この時、胸郭と臀部の橋渡しをする筋肉が腰方形筋です

左が腰方形筋筋です。

 

この腰方形筋が片足立ちが出来なくなる大きな原因の一つとなります。

腰方形筋と脊柱管狭窄症の関係

腰方形筋は下位の肋骨から腰椎の横の出っ張りである横突起、さらに骨盤まで着きます。

 

この筋肉は片方だけ働くと同側に体を倒し、両方が収縮すると腰を反らす作用があります。

 

もし臀部や胸郭に問題があると、この筋肉が収縮しやすくなり反り腰を増長させることとなります

 

通常は臀部や胸郭の状態が良くなれば反り腰は良くなる事が多いですが、この筋肉が緊張していると、反り腰が継続する場合が多いです。

 

また、腰方形筋の緊張は臀部の筋の緊張をさらに促してしまいます。

 

臀部が緩んでも、また固くなるのは腰方形筋の緊張が関係しているかもしれません

なぜ、「ある動作」が出来なくなるのか?

脊柱管狭窄症の人は足を横に開き、よたよたと左右に揺れながら歩く人が多いです

これは脚が内側に入らないため、外に開いてしまうために起こる現象です。

 

脚が内側に来るには臀部の柔軟性と、体を側屈させる筋肉である腰方形筋の柔軟性が必要になります。

体の側面に柔軟性があれば相対して脚は内側に入ってくれるのですが、腰方形筋が硬いと脇腹から臀部や下肢が引っ張られ、外に脚が開いてしまうのです

 

このような状態で片足立ちしても、左右に不安定なためにヨロヨロしてしまいます。

 

この筋肉に柔軟性があり、しっかり筋力を発揮してくれれば、体の軸が安定し、臀部の筋肉にも力が入りやすくなるので歩きやすくなります。

もちろん片足立ちもできるようになります。

腰方形筋のセルフケア

腰方形筋の緊張を自分で緩めるには体を横に倒すストレッチが有効です

 

脇腹がやお尻や脚の外側が伸びるのを感じ、10回深呼吸をしましょう。

 

左右2~3セット行います。

 

その後、壁に手をついて10~30秒間片足立ちの練習をしましょう

何日か以上の運動をして慣れて来たら、壁から手を離しても片足立ちを行ってみましょう。

まとめ

今回は脊柱管狭窄症の方の特徴として、

①片足立ちができない。
②その原因は腰方形筋の緊張の可能性がある。
③腰方形筋のセルフケアについて

 

以上のお話をしました。

脊柱管狭窄症をすぐ治りませんが、このようなセルフケアの積み重ねが症状改善に大きく貢献してくれます。

ただ、痛みを伴ってしまうのならあなたには合っていない運動なので、無理をせず速やかにやめてください。

本日紹介したこの運動が、あなたの症状改善のヒントになれば幸いです。