西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
今回は自律神経の乱れをご自分で確認する方法をお伝えします。
自律神経の状態を確認する方法はいろいろあるのですが、
その中でもご自分で確認しやすい方法を今回は選びました。
もし、自律神経の乱れがあるのではないかと不安な方は、一度ご自分の状態を確かめるためにこの方法を試していただけることをお勧めします。
場所はお腹の真ん中のライン上にある3つのポイントです。
自律神経の乱れを確認するための3つのポイント
今回、自律神経の乱れを確認するために利用するポイントは
みぞおちからヘソまで引いた線を三等分したそれぞれのエリアの真ん中の部分です(画像の赤丸の部分)。
ここは交感神経が集まるポイントで、名前は椎前神経節と言います。
交感神経は背骨(胸椎の1番~腰椎の2番)から出ますが、そこから出た神経は一度椎前神経節に集まり、そして、支配する内臓まで広がっていきます。
つまり、交感神経の中継点と言えます。
3つのポイントにはそれぞれ意味がある
この3つのポイントの一番上は腹腔神経節といい、肝臓、すい臓、胃、十二指腸などの交感神経が集まります。
また、真ん中のポイントは上腸間膜神経節といい、小腸、右の大腸、生殖器系、
一番下のポイントは下腸間膜神経節といい、左の大腸から泌尿器系の交感神経が集まります。
3つのポイントの検査方法
姿勢の問題で直にこの部分が圧迫されたり、背骨の歪みのために交感神経が緊張すると、
これらのポイントが緊張して硬くなり、押すと圧痛が出てきたり、違和感が出てきます。
そして、押して痛いポイントに関連する臓器の交感神経に異常が出ている可能性が高くなります。
もし、今現在症状が出てなくても、将来それぞれのポイントの関連臓器に異常が出てくる可能性が大きいと言えるでしょう。
もし、この検査で陽性だったら・・・
この検査で自律神経の乱れが完全にわかるかと言えばそうではないですが、良い目安にはなるはずです。
この検査で反応が出た人は、まず姿勢を見直す必要があります。
なぜなら交感神経は背骨から出ると言いましたが、姿勢の乱れはそれが固定化されると、ダイレクトに交感神経を亢進させ、自律神経を乱します。
交感神経は体を緊張させ、循環器系や呼吸器系は活性化し、消化器系や泌尿器系、生殖器系を抑制します。
だから、交感神経の亢進は長期的に見れば、高血圧、動悸、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群、逆流性食道炎、頻尿、インポテンツなどの内臓関連の症状の原因となり得ます。
癖づいた姿勢を一度リセットするためにも運動をすることは非常に良いことです。
しかし、ある程度自律神経の乱れが進んでいる人は、運動するためのエネルギーも残っていない人がほとんどです。
その場合はまず、整体などで徒手的に体を整えることをお勧めします。
オステオパシーに出来る事
当院の施術手技であるオステオパシーでは内臓の不調や自律神経疾患などの内科的な症状にも対応しています。
自律神経の乱れは、交感神経に関係する背骨や副交感神経に関係する頭蓋骨、仙骨を調整する必要があります。
また、機能的に弱くなった内臓も調整します。
さらに、症状が進んだ人は自律神経の中枢と呼ばれる視床下部やホルモンの中枢ある下垂体の機能も低下している人が多いです。これらは全て頭にあるので、脳に対してのアプローチも必要になります。
これらの問題が解決すれば、3つのポイントの圧痛も消え、内臓の不調や自立神経疾患も改善に向かいます。
姿勢も安定するので、症状にもかかりづらくなります。
さらに、姿勢が安定してからの運動は、再発予防にも大きく貢献してくれるはずです。
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