西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院です。
首から腕にかけて痛みがあり、マッサージでは治らないという方の中に、頸椎のズレが関係している場合があります。
首や肩、腕の神経は頸椎の間から出ますが、頸椎のズレはそれらの隙間を狭くして、神経に悪さをします。
この頸椎のズレの原因となる筋肉の一つとして「頚長筋」があります。
今回は、頸長筋と頸椎のズレについて自分で出来る診断法も含めてお話いたします。
・頸長筋とは?
・頸長筋のゆるめ方
・まとめ
◎頸長筋とは?
頸長筋とは頸椎の前面に付く筋肉で、とても深ーいところにある筋肉です皆様ものど仏を横へたどると、硬い骨のような組織があると思います。それは気管で、さらに横へ行くと、柔らかい組織に触ることが出来ます。この気管に沿ってある柔らかい組織が頸長筋です。
この筋肉は頸椎だけでなく、胸椎までついています。この筋肉が収縮すると首を前に倒す作用があります。首は軽く前彎していて反っているような形になっているので、この筋肉が硬くなると首の前彎がなくなり、ストレートネックの原因ともなります。
皆さんも気管の横の頸長筋を上から下に順番に後方へ押していってみましょう。もしかしたら、押すと痛い所があるかもしれません。
そこがあなたの首や腕の痛みの原因になっているかもしれません。
◎頸長筋のゆるめ方
頸長筋が硬くなると頸椎は「前屈」してきます。つまり、前へお辞儀したようにズレてしまいます。
このズレを治すには、押して痛かった頸長筋の部分の「圧痛」がなくなる肢位に首と頭をもっていき、2分間くらい待つと良いです。個人差がありますが、ほとんどの方は、
頭を前に倒し、圧痛から離れる側に首を回し、離れる側に軽く横に倒すと良いです。
慣れるまでは一番緩む角度を微細に調整するのは少し難しいかもしれませんが、一番「押した痛みがなくなる」位置に頭と首の位置が決まれば、後は2分間待てばいいのです。
この間、深呼吸をしているとより緩んでくれます。
2分経ったら「ゆっくり」と首を真っすぐに戻してあげましょう。早く戻すと、筋肉が緊張することがあるので注意しましょう。
◎まとめ
首の痛みの原因はたくさんの原因があります。その一つとして、頸長筋が関与している例も少なくありません。
首の深部にある筋肉なので、見過ごされやすい筋肉ですが頸椎のズレと関係する大事な筋肉です。
このような場所はマッサージでは緩めることが難しいので、もし、この部分に押して痛みがあるようでしたら、オステオパシーの治療が功を奏します。
もしかしたら・・・と思ったら、お気軽にご連絡くださいませ。