船橋市のオステオパシー整体、かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
遠方で当院まで来るのがつらい方は出張で施術にいく事もあります。
実際、こちらまで出向くのが大変なくらい遠い場合もあるのですが、症状的にやはり歩行が困難な方が多いです。
歩けるがフラフラして歩きづらい、または脚に力が入らないとか、完全にしゃがみこむと立ち上がれない人もいました。
その皆様に共通して言えることがあるので、それを今回はシェアしたいと思います。
歩きづらい、ふらふらしてしまう人は足の裏の感覚が鈍いという事をよくおっしゃいます。
つまり、感覚を鈍くする何かが共通して起こっているという事です。
感覚が鈍くなるには大きく二つの事が考えられます。
一つは神経系の問題。もちろん脳の問題も絡んでくるのですが、今回はそれを除外して、末梢神経の問題で考えさせてもらいます。
良くハネムーン症候群といって、腕枕に誰かの頭があって腕の神経が圧迫させることにより、麻痺の症状が起こることがあります。
このような症状は背骨の外にある末梢神経が圧迫させることによりおこる症状で、感覚が鈍くなったり、筋に力が入らなくなって脱力してしまう事があります。
もう一つは血流の問題です。血流がなくなると感覚がなくなるのか?と不思議に思われる方もいるかもしれません。
でも、正座していて足の感覚がにぶくなったり、しびれたりして、そんな時に足に力が入らなかった事ないですか?
このように血流不足でも十分に感覚異常が起きたり、筋力の低下が起こったりするのです。
さらに、全ての組織は血液より酸素をもらわなければ、正常に活動してくれません。
血流障害というのは非常に重要な問題なのです。
ここで話が戻りますが、ふらふらしたり、足の裏の感覚が鈍いのは神経系と血流系どちらの問題が多いのでしょうか?
私の臨床経験上では血流の問題が大きいです。
だから、血流が良くなれば歩き方に大きな違いが出てきます。
また、 しゃがみ込むと立ち上がれなかった人が立てるようになります。
そこで、一番の問題はどこで血流がストップしているのか?という事ですが、その要因の一つとして、「内臓」が関係していることが多いです。
まず、想像してみて下さい。
お腹は空洞です。その中に内臓は入っているのですが、内臓は重さがあるのでどうしても重力に負けて下がりやすくなります。
特に血流の悪い臓器はそこに血やリンパ液が「うっ滞」する形になるので、老廃物も除去されず、なお重くなります。重くなればどんどん下に下がります。
その内臓が血管を圧迫することにより血流障害が起こり、
そして、関連するところに感覚異常や痛み、脱力などを引き起こすのです。
ちなみに下肢の血流障害に関しては、骨盤の下の方で内臓が血管や股関節に行く筋肉を圧迫するために起こること
が多いです。
骨盤の下にある内臓だと、大腸や小腸です。
小腸・大腸は下の方にあるので、血液が溜まりやすいというのもあるのですが、
小腸は特にストレスに反応しやすい臓器で、小腸が硬くなると、腹膜も硬くなり、腹筋も硬くなり、お腹に力も入らなくなります。
なぜ小腸がストレスに反応しやすいかというと、小腸は「第2の脳」と言われますが、
それは発生学的に小腸が出来て、脳が出来るから。
小腸は消化吸収、免疫機能など多くの役割をもち、人間の生命機能をつかさどる優れものです。
だからこそ、脳のストレスをダイレクトに受けてしまい、硬くなりやすいのです。
特に長い人生の中で、いろいろなストレスの中で過ごされてきた高齢の方は小腸、大腸がガチガチです。
だから、オステオパシーは内臓の治療では腸の施術も良く行います。
それは、解剖学的にも、免疫的にも、ストレス反応的にも大事だから。
小腸のストレス反応が減れば、体は抵抗力をつけ、症状を繰り返すことがなくなってきます。
もし皆様の中に、ご家族やお知り合い、もしくはご自分が同じような症状を抱えているようでしたら、当院が助けになれると思います。お気軽にご相談下さいませ。
なお、相談によっては出張施術も行っていますのでお問い合わせくださいませ。
→かげん鍼灸院・整体院 tel0473079475
それでは今後も皆様にお役に立つ情報を発信させていただきますので、よろしくお願いいたします(^^)/