骨盤の傾きと肋骨の関係・・・船橋市のオステオパシー西船橋

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西船橋オステオパシーかげん鍼灸院・整体院の坪井です。

 

骨盤の歪みの問題で、骨盤の高さに左右差があることはよく見られることです。

自覚症状として、このような左右差を感じられる方も多いです。

 

でも、この高さの問題が骨盤の調整のみでは改善しない場合があります。特に、自覚症状がある人ほど問題が根深く、改善しづらいです。

 

このような場合、骨盤以外の要素が歪みの原因になっていることが多いです。

 

比較的多いのが右上がりの骨盤。

 

なぜなら、右には左にはないものがあり、そのせいで右の肋骨周辺が硬くなり、その緊張が骨盤を引き上げてしまうのです。

 

その右にあって左にないものは・・・

 

肝臓です。ついでに言うなら胆のうもそうです。

 

特に肝臓は人体最大の臓器と呼ばれ、ほとんどが右側にあります。

そして、肝臓の下に胆のうがついています。

 

この二つの臓器は呼吸の筋肉である横隔膜と連結があるので、もし機能的に弱くなったりすると、

横隔膜が硬くなり、さらに肋骨が硬くなるのです。

 

この硬くなった部分に引っ張られるように骨盤は上がり、骨盤の傾きが生まれてしまいます

 

このような骨盤になると、脊柱管狭窄症や、下肢の痛みを訴える人が多いです。

 

もし、あなたが骨盤の右上がりに悩んでいるなら、右の肋骨を緩める事が助けになりるかもしれません。

 

まずお勧めするのは、単純に肋骨をさすることです。

例えば、左右の胸郭の肋骨が終わりうところに小指が当たるように胸郭の下の方を手で覆い、圧迫してみて左右の硬さを見てみましょう。

そしたら、単純に手で覆った胸郭の右側のところを上下にさすります。(30秒くらい)

コツはさすることにより、奥にある肝臓が緩むイメージを持つことです。

これだけでも肝臓のケアになり、終わった後、左右の胸郭の硬さを見ると、柔らかくなっていることに気付くはずです。

 

また、胆のうがある部分をさするのもお勧めです。胸郭の前ではなく、横側が柔らかくなります。

ちなみに胆のうの位置は右の鎖骨の真ん中から、へそまで引いた線が胸郭の下縁と交わる点より、2本指分下の位置です

ここは胸郭上ではなく、お腹の上になります、

 

このあたりをこすると胆のうの活性化に効果があります。

 

次にお勧めするのは、足の親指の爪の際の人差し指よりの方を押すことです。

ここには肝臓のツボがあり、肝臓の動きを活性化することが出来ます

 

出来れば、先ほどさすった胸郭の下の部分に手を当て、肝臓の位置を意識しながら、足の親指の爪の際を押すと効果的です。

指は右左とも刺激すると良いです(1分くらい)。

 

ちなみに胆のうの場合は、薬指の爪の際です。小指側の爪の際をおしましょう

 

 

これらのケアを行うことにより、右の胸郭が柔らかくなり、骨盤の右上がりが改善される可能性があります。

 

1回だけでは戻るので、1日に3回、毎日継続することが大切です。