千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
寝ると不調になると言う人はいませんか?
通常、寝れば体も頭も休まり、疲労も少なからず回復するのものですが、
寝ようとするといろいろ考え事が浮かんだり、すぐ寝れるけど、なぜかよく寝たときほど体調が悪くなる人もいます。
このケースは自律神経系に問題がある事がほとんどなのですが、このような人はほとんどがある検査をすると陽性となります。
今回はなぜ寝ると不調になるのか?その検査法と理由についてお話致します。
寝ると不調になる人の特徴
寝ると不調になる人には大きく2種類のタイプがあります。
それは、寝た姿勢、つまり横になる事自体が体に負担をかけてしまう場合、
もう一つは目を閉じるという行為自体が体に負担をかけてしまう場合です。
寝た姿勢が体に負担をかけてしまう人は、立っている姿勢自体に問題がある人がほとんどです。
本来良い姿勢ならば、寝ても体に負担が来ないのですが、悪い姿勢が当たり前になっている人は、寝る事により、床の形に無理やり体の形が押し込められる形となります。
分かりやすく言えば、猫背の人は寝ると無理やり体を伸ばされるわけですが、
普段悪い姿勢が当たり前の人にとって、無理やり体をまっすぐされる事はこの上ない苦痛なのです。
それを何時間も行うわけですから、体の疲労が抜けず、逆に不調が出るのは当然の事といえます。
あともう一つ、目を閉じる行為自体が体に負担をかけてしまう人、このような人は交感神経優位の人が多いです。
交感神経は攻撃したり、身を守る時に働く神経です。
例えば、普段神経を高ぶらせて働いている人などは、常に臨戦体勢になっています。
また、何かに対して常に不安を持っている人も不安から身を守るために交感神経が緊張します。
交感神経は確かに必要な神経なのですが、でもあまりにその活動の度が過ぎると、過剰に身を守るという反応が出ます。
例えるなら、ホラー映画で怪物から逃げる人になった事を想像してみてください。
もし、そのような状況で暗闇に身を置かれたり、視界が遮られた状態になったら、物凄い恐怖だと思います。
つまり、交感神経が過剰に働きすぎると目を閉じたり、暗闇にいること自体が恐怖になるので、余計に交感神経が緊張してしまうのです。
交感神経はエネルギーを消費する神経です。
このような状態ではいくら寝ても体が休まるはずはないのです。
寝ると調子の悪くなる人の検査法
寝ると調子が悪くなる人には簡単な検査法として、横になってもらった状態と目を閉じた状態での筋力検査をします。
だいたいこの2つのいずれかの検査で、筋力が立っているときよりも弱くなるという結果が出てきます。
このような方はまず、寝ても休まらないくらいに体が弱くなっているので、治療の前段階として最低限自律神経のバランスをとり、治療を受けられる状態に体を持って行かなければなりません。
その上で、姿勢や筋力を回復させるアプローチをしていきます。
また、人によってはトラウマ的なものが関係しているケースもあるので、その検査と施術も行います。
このような人はマッサージやリラクゼーションを受けても、痛みが出たり、逆に不調が増強する可能性があるので要注意です。
もし、ご自身が睡眠後も疲れが取れず悩んでいるのでしたら、自律神経を含めて見てもらえる整体に通う事をオススメいたします。