一時期、整体や小顔治療などで頭蓋骨を矯正する手技がメディアでも取り上げられていました。
しかし、小顔の矯正は場合によっては非常に危険で頭痛や精神障害を生んでしまう可能性もあります。
もし、小顔矯正を受けようと考えていたり、小顔矯正後、何か体に問題が起きてしまったのなら、あなたのためにもぜひこの記事を読んでいただきたいです。
今回は小顔矯正の危険性と正しい美容のあり方をご提案いたします。
・頭蓋骨とは?
・頭蓋骨は「動く」の?!
・小顔矯正後体調を崩したら・・・
・小顔矯正がなぜ危険なのか?
・もし、「美容」をお考えなら・・・
・まとめ
◎頭蓋骨とは?
頭蓋骨とは15種23個の骨で構成されている頭の骨の総称です。
頭蓋骨は一個の骨だと思っている方もいますが、下の画像のように個々の骨が重ね合わさり構成されています。この骨と骨の重なりは「縫合」といい、「関節」の一種です。
頭蓋骨の中には大脳、小脳、脳幹が入っており、脳の周りは脳脊髄液で満たされていています。
◎頭蓋骨は「動く」の?!
一般解剖では頭蓋骨の縫合部分は動かないとされてきていました。
しかし、オステオパシーでは頭蓋骨の個々の骨には、縫合の関節上でそれぞれ動きがあることを発見しました。
さらに頭蓋骨は、中枢神経や呼吸、脳脊髄液、仙骨と同調して動くことも確認しました。頭には下垂体というホルモンの中枢もあるので、生命活動には重要です。
こうして、オステオパシーの世紀の発見といえる「頭蓋領域のオステオパシー」が創始されるにいたるのですが、この理論を間違った方向に使う人々が現れました。
それが一部の「小顔矯正」を行う人たちです。
◎小顔矯正がなぜ危険なのか?
小顔矯正の中には小顔にするため、頭の骨を小さくするように無理に「圧縮」をかける手技を使うところが多いです。
確かに見た目は小さくなるでしょうが、それは関節の隙間を無理やり押し込んだ結果です。
押し込まれた頭蓋骨は関節の動きをなくし、頭蓋骨の内側を走行する血管や末梢神経を圧迫します。さらに同調して動く、中枢神経や呼吸の動きも低下し、しいてはホルモン異常をも引き起こします。
こうなると、頭痛、自律神経疾患、重度だと精神疾患を引き起こす可能性もあります。
さらには腰痛や背部痛、首の痛みにもつながることがあります。
小顔と引き換えにこれだけのリスクを負うのは割に合わないはずです。
◎小顔矯正後体調を崩したら・・・
小顔矯正後体調を崩したら、まず、信用できるオステオパスの元で治療を受けましょう。
オステオパシーは頭蓋領域の問題に一番詳しい治療法です。
関節の固着や頭蓋骨の膜の動き、脳脊髄液の動きを改善することにより、問題は改善向かいます。
◎もし、「美容」をお考えなら・・・
もし、美容のためのケアをお考えならば、「美容鍼」がお勧めです。
(美容鍼についてはこちら!→心の健康と美容鍼)
当院では美容鍼と頭蓋領域オステオパシーを併用し、「健康的な美しさ」を取り戻すお手伝いをします。
顔のくすみや歪みは表情筋の硬さや頭部の関節の動きや血液・リンパ循環の低下から起こります。
頭部が円滑な「動き」を取り戻せば、代謝が上がり健康的な「若々しさと美しさ」を取り戻します。
つまり、施術によってあなたの本来持っている美しさのポテンシャルを向上してあげるのです。
◎まとめ
いかがでしたでしょうか?
小顔矯正は場合によっては非常に危険なものだという事をご理解いただけたでしょうか?
今回は美容鍼+頭蓋オステオパシーも紹介させていただきましたが、あなたが本当に変わりたいのなら、定期的に施術を受けることをお勧めします。
なぜなら、美容の施術も治療と一緒で、あなたの顔にたまった「癖」を取り除くにはある程度の時間がかかるからです。
効果が定着すれば、表情も明るくなり、心と体の健康を手に入れられるはずです。