首の痛みの原因が血管だなんて…!?・・・船橋市のオステオパシー整体

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西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院です。

 

慢性的な首の痛みでお悩みの方の中には、マッサージやカイロプラクティックのような矯正では治らなかった方もいるのではないのでしょうか?

 

首の痛みも様々な要因が考えられるのでしょうが、その時受けた施術が問題ないのだとしたら、筋肉や骨格の他に原因があると考えるべきかもしれません。

 

一つは頭蓋骨の問題が関係する事もありますが、もう一つは「血管」が原因となり発症することもあります

 

今回は、首の痛みと血管の関係性についてのお話をします。

<目次>
・首の痛みでまず見るべきこと
・血管がどうして首の痛みを引き起こすのか?
・まとめ

 

首の痛みでまず見るべきこと

あなたが首の痛みで悩んでいるのならば、まず左右の上腕の硬さの差を見て頂きたいです

もし、首の痛む側の腕の張りが強いのなら、この腕の張り感と首の痛みは大きく関係していることが多いです。

 

後はこの腕の張りをもたらしているものが、おそらく首の痛みの原因だと思われるので、それを探す作業を行う事となります。

 

腕に張りを起こさせる要因としては筋肉なら斜角筋という筋肉です。首から第1肋骨につくこの筋肉の間には、腕へ行く血管や神経が通ります。これらが筋肉で圧迫されることににより、血行不良を起こした腕の筋肉が硬くなる事があります。

ちなみに斜角筋の緊張は横に倒す時の痛みにもつながりやすいです

 

また、肋骨や鎖骨の問題も、血管や神経を圧迫するので、腕に緊張をもたらします。鎖骨や肋骨には首から多くの筋肉がつくので、これらのズレが筋を引っ張り、首に痛みを出します

 

でも・・・

もしあなたが、マッサージで腕や首を良くほぐしてもらっている、もしくはカイロプラクティックで骨格をしっかり矯正してもらっているというのなら、もしかしたら筋や骨格以外の問題が、あなたの症状に大きく関わっていると考えられます。

 

その原因の一つとして挙げられるのが「血管」です。

 

血管がどうして首の痛みを引き起こすのか?

 

血管の中でも今回問題になるのは。「上腕動脈」という血管です

 

上腕動脈は二の腕の内側を走行する血管で、力こぶである上腕二頭筋と、腕の裏にある上腕三頭筋の間に走行しています。

 

この血管が走行する上腕二頭筋と上腕三頭筋は腕の中では比較的大きな筋力を発揮し、緊張しやすい部分です。この筋肉の間を通る血管も、筋が緊張し血管と筋肉の間の筋膜が硬くなると、血管が常に筋肉の間で癒着する形になります。

 

つまり、腕に血管が張り付いている状態という事です。この時に首を血管と反対側に傾けると、血管により首が腕の方へ引っ張られることとなるので、首の動きに制限が出て、痛みを発症するのです

 

この場合、腕の筋肉に張り付いた筋膜をはがさなければなりません。

 

筋の間を血管がスムーズに滑るようになれば、首のつっぱりは減り、腕も柔らかくなります。

 

まとめ

血管周辺の筋膜の緊張は筋の使い過ぎによるものもありますが、多くは事故やケガなどの急激な衝撃ににより発生することが多いです

なぜなら、事故などの緊急時には交感神経が優位になりますが、交感神経が血管を一気に収縮させ、後の血管の癒着の原因を作るからです。

 

なかなか改善しない首の痛みには見るべきポイントの一つだといえます。