西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
前回、自律神経の問題にお腹が関係しているというお話をしましたが、
そのつながりで・・・今回は自律神経と内臓の関係です。
その中でも、最も交感神経に関連して重要なのが「副腎」。
交感神経の繊維って、アドレナリン系の物質を出します。アドレナリンは神経を高ぶらせるための物質です。
もし、あなたが「バイオハザード」の世界にいたとして、ゾンビから逃げなくちゃ、もしくは戦わなくちゃとなった時に、アドレナリンが放出されているのですが、この時は交感神経がものすごく亢進している状態なのです。
そして、このアドレナリンをホルモンとして放出している場所が「副腎」です。
副腎とは腎臓の上にちょこって乗っているかわいらしい臓器です。小さいですが、もとは交感神経の繊維だったという説もあるくらい、交感神経の調整に大きく関わる重要な臓器です。しかも、この副腎は交感神経の亢進が常に起こっていると、疲弊し、その影響でお腹が張ってきたりします。
また、オステオパシーではないですが、ヒーリングの世界では腰痛の原因として重視される臓器です。不安や恐れなどの感情にも大きく関与します。
解剖学的に見ても、腎臓と副腎の近くを「大腰筋」という腰椎に付く筋肉が走行しています。だから、副腎の疲労が大腰筋に影響を与え、腰痛になりやすくなるのは合点がいく話なのです。
そこで、この副腎を緩めるにはどうしたらよいのかという話なのですが、
へそを確認したら、そこから2本指分横にいき、そこから指5本分上にあるポイントを押してみてください。
「痛い」とおもったなら、そこが副腎の反射ポイントです。
この副腎のポイントを指でおさえて1分待ちましょう。
それだけでも、最初に押したときの圧痛が消えて、お腹が柔らかくなることがあります。
ポイントを時計回りにぐるぐるマッサージしても良いです(^^)/
最低でも30秒はやらなけれ効果はありません。
お腹が硬い方、腰が痛い方、自律神経の不調でお悩みの方ははぜひ試してみてください!