朝起きるとつらい腰痛について・・・船橋市のオステオパシー整体

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爽やかな朝、良く寝たはずなの・・・

「朝起きるときに腰が痛くて起きるのが怖い」

「毎朝体勢を気にしながらでないと起き上がれない」

これが朝起きる時痛い腰痛の特徴です。

夜は休んでいるはずなのに、どうしてこんなに痛いのかしらと思う方もいると思います。

でも、ちょっと待ってください。

本当に身体は休めているのでしょうか?

今回は朝起きるとつらい腰痛についてお話しします。

<目次>
・寝るという行為は、残念ながら今のあなたの腰に負担をかけてしまっています
・朝起きるとつらい腰痛の方に共通する姿勢とは?
・悪い姿勢によって起こる事
・自然治癒力の低下が大きく関係します
・まとめ

寝るという行為は、残念ながら今のあなたの腰に負担をかけてしまっています

まず、下の絵をご覧ください。

姿勢が悪いと、床に対して無理矢理体が伸ばされる形となるので、腰に負担がきます。

通常ならば仰向けになっても問題はありませんが、姿勢が悪い人が仰向けになると、身体が無理に伸ばされる形になり、腰に負担が来ます。

 

姿勢の悪い人は、悪い姿勢があたかも自分の普通の姿勢だと体が勘違いしてしまっているため、床に合わせて身体が無理に伸ばされる姿勢に体がついていかないのです。

このような状態で何時間も寝ていれば、身体は無理に伸ばされ続けるので痛くなるのは当然です。

 

また、朝起きるとつらい腰痛の方は、起きてしばらくすると痛みが楽になるという方が多いです。

これは立位だと、自分の今の姿勢にとって負担のない状態になるからです。

朝起きるとつらい腰痛の方に共通する姿勢とは?

朝起きるとつらい腰痛の方に共通して言えるのは、身体が丸まった姿勢になっているという事です。

 

この姿勢はデスクワークや座位での作業の影響で構築していったものだと思われます。

 

デスクワークや座位の姿勢の継続は、

・股関節が屈曲した状態を身体が覚えるため、股関節周辺の筋肉が固くなります。

・さらにお腹も丸まるため、腹筋の緊張もおこります。

・胸郭も丸まるため、肋骨の動きも悪くなります。

 

悪い姿勢によって起こる事

股関節の中でも腰椎の前側に付く腰筋は強力に腰を引っ張ります。寝ている状態では、股関節が伸展するので、この筋が固くなると腰がダイレクトに引っ張られる形になります。

また、硬い腹筋が伸ばされると、筋膜を通じて腰を引っ張ることとなります。

自然治癒力の低下が大きく関係します

寝るとつらくなるのは、自然治癒力のシステムが上手く活動していないから、痛みが発症してしまうとも考えられます。

本来寝るという行為は副交感神経が優位になり循環も良くなります。
その結果、身体全体に酸素や栄養が行き渡り、老廃物も除去され、自分の力で自分を治すという行為が行われます。

でも、肋骨の動きの制限は、交感神経を刺激するため、全身の血管が収縮しやすくなり、全身の血流を阻害します。

血流が阻害されれば、寝ている間に組織の回復は見込めなくなってしまいます。

 

寝ているとつらくなる方の中で腰を温めると楽な方が多いのは、交感神経によって滞っていた血流が温めることにより回復するからです。

朝起きるとつらい腰痛には、交感神経を鎮静化も一つの鍵になります

朝起きると痛い腰痛の治療のポイント

朝起きるとつらい腰痛は「姿勢」と「自然治癒力の回復」の2つポイントに治療を行います。

 

股関節や腹筋を中心に全身を統合させるように治療し、身体が曲がった状態を解除してあげる必要があります。また、肋骨に働きかけ、交感神経の鎮静化を図ります。

 

そうすれば、寝ていても腰に負担が来ない状態となり、さらに回復した自然治癒力があなたの腰を寝ている間に回復させてくれるようになります。

 

こうして、あなたは爽やかな朝を手に入れることができるようになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

寝ていると痛くなる腸痛は姿勢の問題の他に、自然治癒力が関わっている事が大きなポイントになります。

 

このような方は、内臓の働きも低下しやすいので、胃がすぐもたれたり、便秘や下痢を繰り返す方も多いです。

 

清々しい朝を手に入れるために、姿勢を含め、あなたの身体を一から見直す必要があるかもしれません。