船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
本日は顎の開きを楽にする手の使い方を紹介します。
これで顎関節症のような症状が完全に解消するわけではないですが、開くのは楽になる可能性があります。
もし、今現在行っているセルフケアにもう一手何か加えたいのならお試し頂けるといいと思います。
是非お試しくださいませ。
なぜ顎が開かなくなってくるのか?
顎関節症のような顎の症状の原因は顎周辺の筋肉緊張や頚部の筋の緊張が影響を与えています。
では、これらの緊張を改善すれば顎の開きが良くなると言えば必ずしもそうではありません。
なぜなら、顎の筋肉や首の筋肉を緊張を生んでいる原因自体がもっと上肢の末端にある場合があるからです。
上肢の末端に緊張があるということはそこは硬く重くなるので、イメージとしては手にダンベルを持っているのと同じ状態になります。
この状態で生活すれば、首、そして顎などの顔の筋肉まで引っ張られる事となるわけです。
だから末端を緊張しないように使う事により、顎の筋肉に緊張を起こさないようにすることが大事になります。
ちなみに上肢の末端とは手です。
現代人はパソコン作業で手を酷使するため手が硬くなり、本来の手の使い方ができてません。
そこで、このエクササイズは本来の手の使い方を思い出させてあげることにより、末端部より顎を緩める事を目的としています。
このエクササイズの効果が出れば、やったそばから顎の開閉にスムーズさがでてきます。
顎の開きを楽にする手の使い方とは?
皆さんは指はどこから指だと思いますか?
実は指は手のひらの骨の一部である中手骨という骨から始まっています。
現代人はここの感覚が薄く、あまりにも末端で指を動かす事により手が固まり、それが肩こりや顎関節症に影響してきます。
だからまずは中手骨の感覚を取り戻す事が大事になります。
顎の開きを良くする手のエクササイズ
顎の開きを良くする手のエクササイズのやり方は簡単です。
はじめに、小指側の中手骨を手のひらの側面を指の方から手首に向かい辿り、中手骨と手根骨の間の凹みを探します。人差し指側の中手骨の側面も同様に辿り、凹みを見つけます。
次にその凹みをもう一方の手でつまんで、4本指と親指を口ばしのようにパクパクさせます。
この時、つまんだ所から指だと思って使うイメージで行います。
こうする事により中手骨から指を使う感覚が学習できます。
効果がある人はこの動作を行っている最中に口の開閉を行うとスムーズにできる事を確認できるはずです。
効果があったなら、これを10回〜30回続けて行います。
顎の開閉がスムーズになったら、やりすぎも禁物ですので深追いせず止めてください。