硬い頭はまず「膜」をゆるめろ!・・・船橋市のオステオパシー整体

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西船橋オステオパシー かげん鍼灸院・整体院の坪井です。

 

「あの人は頑固で頭が硬い」なんて、頭が硬いという表現はよく耳にすると思います。

 

でも、頭は皮膚の下はすぐ骨だし、もとから柔らかくはないじゃんと小学生の子に言われたことがあります。

 

確かにそうなのですが・・・

 

頭には硬い、柔らかいという概念は存在します。

 

僕自身はオステオパシーでは頭蓋治療をやる手前、自分の頭を触る時、例えば、頭を洗う時でも、今日は頭柔らかいなとか、硬いなとか感じる時があります。

 

特に長く目を使ったり、考えごとをしたり、そう、デスクワークをするとてきめんです(*_*; このブログも内容に詰まると硬くなる要因になります(;´∀`)

僕たちの頭は15種23個のパーツで出来ていて、その骨と骨の間はパズルのように組み合わさっています

 

この骨と骨との間は動いていないように思えますが、

 

ビミョ~に動いてます(◎_◎;)

 

詳しく言えば、頭はわずかに膨張と収縮を繰り返し、「呼吸」をしているのです

右が膨張、左が収縮です。

 

でも、デスクワークをして目が一点に集中し、しかも緊張のため呼吸が浅い、または止まっている状態が続くと、

 

頭の呼吸の動きも小さくなり、頭の骨と骨の間の動きも硬くなってきます。

 

これが「頭が硬い」という状態なのです。

 

頭の硬さは呼吸の浅さにもつながり、さらに体に緊張状態を生みます。

また、頭の中には脳もあるので、脳の働きにも影響し、

自律神経の乱れや、ホルモン中枢の機能の低下にもつながります。

 

このような状態だと、自律神経系の症状、例えば、頭痛、めまい、腹部の違和感や肩こり、腰痛や原因の良くわからない倦怠感にもつながるのです

 

だから、頭の柔軟性はとっても大事。

 

例え、体の状態を調整しても、頭に何か問題が残っていれば、症状は戻りやすいし、最悪、何も変化しないこともあります。治りづらい症状は頭が関係することも多いんですね(>_<)

 

 

だから、僕らオステオパシーをやる人間は、頭も見ていくんですね。

 

この頭の柔軟性を得るためにオステオパシーでは何をするかと言えば、

 

まずは「硬膜」を調整します。

 

 

硬膜とは脳を包む膜の中で一番外側にある硬~い膜です。

 

この膜は頭の骨の内側にべったりとくっつき、

 

こんな感じで頭を内側より支えてたり、脳の敷居を作ったりしています。

 

 

また、この膜は頭を出ると、

 

一部の首の骨を除いては、背骨の中を素通りし、

 

仙骨という骨盤のど真ん中の骨にくっつきます。

 

 

つまり、頭と骨盤は硬膜を通してつながっていて、頭が硬ければ骨盤が硬い、骨盤が硬ければ、相関関係が出来上がっているのです

頭蓋骨と仙骨の硬膜のつながりのイメージ

だから、仙骨から頭までの硬膜を緩めてあげなければ、

頭の骨と骨の間が動かないどころか、

膜の中を通る神経や血管、リンパ管が圧迫されてしまい、頭痛の原因にもなってしまいます

硬膜には神経や血管、リンパ管が通りいっぱい通ります。

 

さらには骨盤まで影響し、腰痛や股関節痛の原因にもなります(>_<)

 

 

この硬膜を緩めるだけでも、頭の動きはだいぶ良くなるんですよ(^^

 

そうすると、骨の動きが硬い所が見えてくるので、そこを調整することとなります。

 

その後は脳脊髄液、脳などの中枢神経を調整ですね

 

ここまでくれば、頭はゆるゆる!(いい意味で)

 

こうすることにより、自律神経やホルモンのバランスが良くなり、

 

自然治癒力や免疫力の向上も期待できるんですね(^ ^)

 

 

特にデスクワークや頭をフル回転しなければならない時代。

この数十年間でも、仕事の環境は大きく変わり、体を治すだけでは解決しない症状も出てきました。

 

だからこそ、頭へのワークは現代社会に必要なワークなのですね( ´∀`)