千葉県船橋市のオステオパシー整体 かげん鍼灸院・整体院の坪井です。
今回は首の痛みのお話です。
風邪をひいた後に首が痛くなり、なかなか良くならないとうい人の中には、免疫系が首の痛みに関係している事があります。
風邪をひけば当然免疫系が活躍し、ウィルスに対抗しようとします。
この過程で頑張った免疫系の影響が首の痛みとなって出てきてしまいます。
免疫に関係する部分は胸腺、肝臓、脾臓、副腎、腸が挙げられます。
この内、胸腺は胸骨の裏に位置しているため、胸骨の動きが固くなる事により、首の可動域に大きく影響します。
また、肝臓や脾臓は横隔膜に近接しています。
肝臓や脾臓の問題は横隔膜にも刺激を与えるため、その刺激が横隔膜の神経、横隔神経に伝わります。
横隔神経は第3〜第5頚椎より出ています。
ですから横隔神経への刺激は、
第3〜第5頚椎に付着する首の筋肉の緊張を生んだり、
第3〜第5頚椎の支配する首から肩の辺りの感覚領域に痛みを発生させる原因となります。
このように風邪をひいた後の首の痛みは免疫系が大きく関わるのですが、
免疫系を整える事により痛みを改善する助けとなります。
特に風邪をひいた後の首の痛みは、風邪を治すのに治癒力が使われてしまっているため、首の痛み治すまでの余力が体に残っていない事が多く、それが治りづらい首の痛みを生んでいる可能性もあります。
免疫系にアプローチすることは、治癒力をあげる上でも大きな助けとなります。